医学書院より2020年10月15日に発行された「公衆衛生 2020年 10月号 特集 SNSで防ぐ災害関連死 「Society 5.0」時代のリーダーになる! 」に、代表取締役CEO廣瀬の記事が掲載されました。
医学書院「公衆衛生 2020年 10月号」
■視点
人と人がつなぐ医療のかたち グローバルの医療者・患者さんとの共働を通じて
1.はじめに-起業10年の節目に
2.Medi Legatoの役割は人をつなぐこと
3.さまざまな経験を糧に研究を続ける
4.現在、そしてこれから
「医学専門ジャーナル・書籍の配信サービス isho.jp 」より全文ダウンロード可能
【文献概要】
はじめに—起業10年の節目に
学術研究と社会起業の両面で、人と社会の健康の課題に取り組むようになり10年を迎えた。大学卒業後の14年間は、国内・外資の金融機関のコンサルタントとして勤務していた。
公衆衛生の道に進むことになったきっかけは、20代からの10年間、仕事を続けながら5度の手術を受けた原体験があり、医療の専門職と一般の人々との情報の非対称性の課題と、疾病予防と低侵襲の医療の大切さを痛感したこと。ガーナの地方都市やタイの山間部で出会った女性たちの「富裕層だけではなく、額に汗して働く普通の人々も皆、健康と病気に関する情報をいつでも得ることができ、健診と治療が受けられるようであってほしい」という言葉、そして困難な状況でも患者さんのために粉骨砕身する医療者の姿に突き動かされたからだ。